アベンジャーズへと続く、最初のアベンジャー(復讐者)の物語。
スティーブ・ロジャースは非常に強い愛国心を持っているが、ひ弱な体だったため、超人兵士計画に志願、キャプテン・アメリカとして正義の名のもとに戦っていく、という物語。
超人血清を作り出した博士が暗殺されたために唯一の超人兵士となるわけだが、この超人血清を再現しようとしてハルクが誕生したりと、後々の世界観に多大な影響をもたらせている。
あくまで超「人」であるため、ソーやハルクなどの人間を超えた存在には勝てないが、その高潔な魂をもって良きリーダー役となっていく・・・訳であるが、今作は誕生から現代に蘇るまでのストーリー。
キャプテン・アメリカは第二次世界大戦中に生まれ、このファースト・アベンジャーではナチス・ドイツと戦うわけだが、最後は世界を守るため、氷山に激突、冷凍状態で現代に蘇って、後々他のアベンジャーズメンバーと合流していく。
キャプテン・アメリカの武器は盾。
武器が盾って一体!?といった感じだが、彼はまさしく盾をソーサーのように投げて攻撃をする。
盾という守りの装備というのがまた、愛国心を表現しているのかもしれない。
キャプテン・アメリカ誕生秘話ということで、仕方ないのだけど、ひ弱なスティーブが何回も軍への入隊試験に落ちてみたり、唯一の超人兵士では役に立たないと、弾薬の元となる国債を得るためキャプテン・アメリカショーに参加したりと、余計とも思われるシーンが多い。
ただ、今作だけでは評価が低いこのシーンも、続編を観ていくと、それが愛国心への裏付けだったり、あのコスプレのような衣装を着るための動機付けだったり、盾を装備する理由だったりと絶対的に必要なものだと気付かされる。
そしてー親友バッキーとの別れ。
ウィンターソルジャーへと続く、重要なシーンとなります。
第一作ということでなかなか高ポイントは付けられないけど、続編へとつながる、重要なポジション、MCUを追っている人はぜひ観てほしい一作。