私的ゴジラナンバーワン作品!
でもシン・ゴジラが脅威なの(笑)
vsビオランテは私が最初に観たゴジラシリーズ。
天に昇る沢口靖子にシュールさを感じることもないピュアな心で観たのが最初です。
たぶん、パニック映画も怪獣映画も最初だったのかな。
まあ、テレビで戦隊ものを観たり、テレビの映画枠で大魔神観たりしていたので耐性はあったのかもだけど。
最初に観たゴジラが非常に評価の高いvsビオランテというのも私にとって幸運だったんだと思います。
「兄弟などではない、文字通りの分身だ」
この言葉がすべてのようにvsシリーズはメカゴジラ、スペースゴジラといったゴジラ同士の闘いになっていきます。
今回は動物vs植物。
ジュラシックワールドで歯の数=強さみたいな表現があったけど、ビオランテは歯の数ではまさにゴジラを圧倒し、観るものをも圧倒します。
ゴジラと引き分けた怪獣は数あれど、ここまで圧倒したのは初めてではないかと。
もちろん抗核バクテリアが効いていたからということもあるとは思うけど、そのバトルは目を見張るものがあります。
ストーリーは、実はゴジラをなぞらえていたのだと思います。
ゴジラ自体、核が産んだ悲劇の怪獣なわけだけど、今回は核と化学が産んだ悲劇の植物。
そこに人の心まで介在するという、非常に重いもの。
でも、子ども向けという意識もあったんだと思うけど、悲劇感はあまり出されなかったようにも思います。
シン・ゴジラがヒットした今なら、再度大人向けに作り直しても受けるんでは!?
あと、ここら辺からタイムパラドックス的なことが。
まずは今回のビオゴジと前回の84ゴジは同個体のはずなのに歯の並びが84ゴジ1列、ビオゴジ2列と変わってしまっているということが。
大島三原山の中で進化したのかしら。
次に、次のvsキングギドラで歴史が変わったはずなのに、vsスペースゴジラでビオランテが存在していることに。
パラレルワールドだ!というのであれば、以降のゴジラも80m級でないとおかしいのに、そこは100mゴジラに。
う~ん、ここら辺は突っ込んだら負けなのかしら。