ヒトラー ~最期の12日間~

ナチス党・ヒトラーの自決までの最後の12日間を描いた作品です。

ナチス・ドイツ、ナチス・ヒトラーと言えば悪名高い、ホロコーストなどを行った、非道な組織であり、人である、と教科書などで習いました。

 

この映画の中のヒトラーは少々癇癪持ちではあるものの(戦争で負けそうなわけで、当然の精神状態だとも思うけど)、真摯で小心者のどこにでもいそうなおじさんでした。

ナチス党を立ち上げた時のヒトラーは有能な政治家で、アウトバーン建設や労働問題の解決など、ドイツのために、それこそ心血を注いできたとされています。

また、日独伊三国連盟を結ぶなど、日本とも密接に関わってきました。

そのヒトラーが本当に非道な人間なのか? その一端が、この作品で見られるのかもしれません。

もちろん、この作品も嘘があるという話もあり、すべてがすべて信じるに値するわけではないのでしょう。

でも、今回の映画に関しては比較的政治色はなく、ヒトラーの人となりと、最期までを追体験できるものですので、ある程度信には足るでしょう。

 

ドイツがナチスをこれだけ正面から取り組んだことに拍手を送りたいですね。

日本においても従軍慰安婦(追軍売春婦)問題や南京大虐殺問題・731部隊問題などすべてがすべて嘘ではないにしろ、嘘・誇張といったことがどんどんわかり始めました。

ドイツはナチスにすべての罪を被せてしまったため、その行いを否定し続ける必要があるのかもしれません。

ただ、日本はいわゆるA級戦犯と呼ばれる大東亜戦争が終わるまで存在しなかった罪人にされた方たちを初め、多くの英霊(じっちゃんたち)を悪者にするわけにはいきません。

英霊を英霊と心に刻むためにも他国の戦中・戦後にも目を向ける必要があると感じるのでした。

 

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