事実上のアベンジャーズ2.5。
この作品の評価は正直難しい。
キャプテン・アメリカの作品として、毎度キャップには不幸と言ってしまってもいい展開の連続で。
アメリカを愛し、アメリカのために闘い続けているキャップが国連の決めた法に従えないというのはかなり衝撃的な展開だと思う。
この作品はアベンジャーズの国連組み込み問題とバッキーの問題を同時に行ったのが失敗と言えば失敗だったのかな。
それぞれ単品で書けるだけのボリュームだったのに、一作創るのに非常に時間がかかるための措置だと思うけど、混同している意見もちらほら。
確かにバッキーに対するキャップの行動は彼のわがまま。
だけど組み込み問題に対するキャップの意見は、もちろんその是非はあっても評価されるべきものだったはず。
原作を見ているからこその意見かもしれないけど、やっぱりキャップの魂は崇高なのですよ。
そのキャップが1つ譲れないわがままをしてもいいじゃないか!?
アクションシーンもよかった。
原作から比べて非常にしょぼいシビルウォーだなと思っていたけど、映像の魅せ方の勝利!
キャップの動きを社長がスーツの力で封じる、なんて原作でもあったあのシーンを再現したのにもニヤリ。
スパイディー参戦もうれしい限り。
今までのシリーズより、大分若返ったけど、若いからこそのスパイディーを見せてほしい。
ソニー・ピクチャーズの英断に感謝。
20世紀フォックスにも頑張ってもらってX-MENの競演もしてくれないかなぁ。