ハードボイルド!? 渋い!?
おそらく発表されたときはポスト・ルパン三世みたいな評価だったんじゃなかったかな。
ただ、実はそれとも少し違い、二枚目半のハードボイルドなおっさんたちが、賞金首を捕まえる賞金稼ぎ(カウボーイ)として活躍するというお話。
まあ、これだけ書くと追う側か追われる側かという違いがあっても、ポスト・ルパン三世と言われても仕方がないのかな。
でも、主人公のスパイクを初め、メインキャラクターにはすべて重い(?)過去があったりと、キャラクターの掘り下げ方が素敵な作品でした。
え? エド!? まあ、彼女だってあの年で、あの年まで親なしで生きてきたと考えれば十分重いと言えるのでは^^;
まあ、彼女はマスコットでありオアシスなので。
特にスパイクの過去は、少しずつ、でも確実に顕になっていき、ラストへと繋がっていくことを考えれば、ハーフボイルドものとしては大成功なのでしょう。
最近でいえばシン・ゴジラが、家族愛や恋愛といった表現をしなかったことで逆に受けたといったことがあったけど、この作品もそれに近いのかな。
家族愛に近い仲間意識とか、ジュリアという恋人もいるにはいたけど。
非常にキャラの立った、そして、ストーリーがキャラクターに負けていない良作だと思います。
それだけに、あのラストは衝撃的だけど、納得もしてしまう・・・。
そんな作品かな。